守口市赤十字奉仕団

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守口市赤十字奉仕団とは

 守口市赤十字奉仕団は、昭和 22 年 9月に日本赤十字社から結成の要請を受けて、市民の皆様方の社会奉仕に対する熱意と協力により、当時唯一の婦人団体として活躍中の守口婦人連盟を母体に、昭和 24 年6月 24 日に結成されました。

 結成当時は、14 校区80地区で構成された当奉仕団も、現在では19 エリア(旧 小学校区)138地区に拡大し、災害時の救護活動、救急法・健康生活支援の講習、各種の社会福祉、献血運動等を積極的に活動しております。

 また、結成当初より女性を中心として構成されており、大阪府内はもとより 全国的にみても極めて稀な存在であります。赤十字奉仕団員の信条を基本として、関係機関との連携を密にしながらその特性を生かし、火災等の災害時においては被災者の世話役に徹するとともに、 一人ひとりが志を同じくして、赤十字の人道博愛の精神に基づき、 赤十字の理想とする人道的諸活動を実践し、日頃から市民とのふれあいの多い奉仕活動など地域社会の福祉の増進に努めております。

 さらに、自主防災訓練、献血事業、市民まつりなど市または関係団体が主催する行事等に積極的に参加するとともに、人と人とのふれあいを大切にした奉仕活動をしております。

活動内容

災害救護活動

 災害救護は、赤十字としての本来の使命に根ざした重要な活動であり、災害対策基本法や災害救助法等においても国及び地方公共団体の防災・救助業務への協力が義務付けられております。災害が起こると、守口市赤十字奉仕団は、日頃の訓練を活かして炊き出しをはじめ、救援物資の配布や義援金の街頭募金などの活動を実施しております。また、災害救助法の適用に至らない災害によって被害を受けた市民に対して、被災見舞金を支給しております。

 また、災害時において防災関係機関が有機的な連携を保ちつつ、災害応急対策を有効に実施できるよう赤十字奉仕団員の技術の習熟を図るとともに、防災意識の向上と団結を推進するため、毎年実施される地域の自主防災訓練等に積極的に参加して、炊き出し訓練等を実施しております

赤十字思想普及活動

 赤十字事業は、会員や篤志者からの貴重な会費によって行われているものであり、その活動についてはありのままの動きを、あらゆる機会を通じて市民に伝えるとともに、地域においてボランティア活動を展開しながら、人道と博愛の精神に根ざした赤十字思想を普及し、赤十字に対する理解を深めていただくため、キャンペーンを催し、各種広報媒体の活用、日赤大阪をはじめ各種資料の配布を通じて広報活動の強化に努めております。

献血推進

 人間の生命を支える大切な血液は、一人ひとりの献血に対する御理解と御協力によって支えられています。近年は献血者数が減少傾向にあり、特に若い世代のみなさまからの御協力が減っており、今後少子高齢化が進むことにより、輸血医療に重大な支障をきたす恐れがあります。そのため、守口市赤十字奉仕団では、献血思想の普及や、円滑な献血の推進活動に努めております。

 守口市献血実施計画に基づいて実施される、市役所や水道局などの職場や、学校、市民まつり等の献血会の会場において、献血の呼びかけや献血者のお世話をしながら、献血実績の向上と、7月12月のキャンペーンなどの啓発活動に努めております。

赤十字健康生活支援講習、防災啓発講習、救急法等の普及

現代に生きる私たちの身のまわりには、思わぬ事故にあったり、家庭に病人がでたりするなど、生命をおびやかす危険がいっぱいです。また、健康の増進といった目的のためにも知識と技術を身につけていただくことが必要です。このようなときに役立てていただけるよう、実技を中心とした健康生活支援講習、防災・減災に関する講習、救急法の講習会を開催し、その普及に努めております。

赤十字健康生活支援講習

日本赤十字社では、自分自身の健康増進・介護予防へと社会の関心が移ってきていることや、社会全体で高齢者の支援や介護をして助け合う時代になっていることを踏まえ、健康生活支援講習を実施しております。

 この講習では、高齢者の介護の方法のほか、高齢期を迎える前からの健康管理への備え、地域での高齢者支援などの内容を実施しております。

 守口市赤十字奉仕団では、日本赤十字社大阪府支部より専門の健康生活支援講習指導員を招き、毎年2回、エリア単位で開催し、奉仕団員・市民が熱心に学んでおります。

防災啓発講習

 近年、頻発している地震や気象災害は、地域に甚大な被害を残しております。自然災害は人間では食い止める事はできませんが、一人ひとりが災害の危険性を知り、考え、備える努力をする事で、被害を少しでも減らし、復旧・復興を早める事ができます。

守口市赤十字奉仕団では、奉仕団委員研修会において「自主防災」や「減災」に関するテーマを取り入れた講習会を開催するなど、防災・減災について学んでおります。

赤十字救急法

 赤十字救急法とは、病気・けがや災害から自分自身を守り、けが人や急病人を正しく救助し、医師または救急隊員などに引き継ぐまでの救命の手当て及び応急の手当てをいいます。誰もが事故を防止し、緊急時に必要な救助や手当てができるように、正しい救急法の知識と技術を身につけます。

 守口市赤十字奉仕団では、平成15年から継続して、大阪国際大学との共催で救急法救急員養成講習会を開催しております。講習会では、専門の救急法指導員を招き、実習をまじえて日常生活における事故防止、手当ての基本、心配蘇生法、AEDの知識や技術、止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの場合の固定、災害時の心得などを市民、学生が熱心に学んでおります。また、健康生活支援講習や奉仕団委員研修会においても、救急法に関するテーマを取り入れ、AEDなどの知識や技術を学びました。

小中学校や各地域での炊き出し訓練

 各エリアで炊き出し訓練を計画し、災害時に円滑に行動できるよう小中学校の児童や地域の方々と炊き出し訓練を実施しています。災害時用食料として備蓄されているアルファ化米を主として、豚汁、カレーなどの炊き出しを行うこともあります。

被災された方への支援、義援金の募金運動

 守口市赤十字奉仕団では、災害が発生した場合、行政や地域との連携を取り合い、被災者への支援を行います。必要な場合は、食料や必要物資の確認等を行い、炊き出しや被災見舞金の支給等を行います。

 また、義援金の募金活動も積極的に行っております。日本赤十字社での義援金の受付状況を確認し、市民まつりや街頭キャンペーン活動の際に、募金活動も併せて行っています。集められた義援金は日本赤十字社で受付された後、第三者機関である義援金配分委員会から被災地へ届けられます。

この記事に関するお問い合わせ先

守口市役所健康福祉部地域福祉課
〒570-8666 大阪府守口市京阪本通2-5-5
守口市役所3階南エリア
電話番号
06-6992-1570
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