守口大根

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守口大根って?

土の中に長く伸びた大根が埋まっている守口大根の写真

守口大根とは

守口大根は、長さ1メートル以上(長いものでは2メートル近く)の世界一長い大根で、守口市の伝統野菜で、主に漬け物として食されます。守口市内では、明治後期以後住宅化に伴い、衰退していき、全国的には、愛知県・岐阜県の木曽川沿いで栽培されるものが中心となり、そこで採れたものが「守口漬」として販売されています。
そこで、守口市内においても平成17年に守口市・守口都市農業研究会が協力し、守口大根の復活に取り組んだ結果、守口大根の栽培に成功し、本市の伝統野菜である「守口大根」が、平成19年8月29日に大阪府の「なにわの伝統野菜」に認証されました。
その後も、伝統野菜「守口大根」を継承していくため、各種の普及促進活動を行っております。

守口大根の由来

天正13年(1585年)豊臣秀吉が、守口の地で長大根の「香の物」を食し大いに賞賛し、その名を「守口漬」と命名したことから、「守口大根」と呼ばれるようになったと伝えられています。
守口大根の栽培の歴史は古く、その起源は少なくとも室町時代に遡ると考えられており、淀川沿いの大阪天満宮付近や長柄、橋寺付近に栽培地が点在しており、当時の一寒村であった守口の中洲(外島、狼島、土居)で栽培されていました。しかしながら、明治29年からの淀川堤防の改修工事や明治43年の京阪電車開通以後は、住宅化が進み、この付近の長大根の栽培は消滅しました。

なにわの伝統野菜とは

大阪府では、100年以上前から府内で生産されており、苗や種子等の来歴が明らかな品種など、大阪独特の昔ながらの伝統野菜を見直そうと、平成17年から「なにわの伝統野菜」の認証制度をつくり、伝統野菜の復活に取り組んでいます。
現在、毛馬キュウリ、天王寺蕪、大阪しろな等が認証されており、平成19年に守口大根が16品目として追加されました。

守口大根栽培・収穫

毎年8月までに土づくりをした上で、9月に種まきをした後、12月中旬に収穫を行っています。
伝統継承のため、種まきや収穫時には、農地がある近隣の小学校(守口市立庭窪小学校)の児童に参加してもらい、栽培を行っています。

守口大根が育っている畑を掘り起こし、断面に長く伸びた守口大根が一列に並んでいる様子の写真
庭窪小学校の生徒の皆さんが守口大根の植えられた畑に集まり、大根の収穫をしている様子の写真
庭窪小学校の生徒の皆さんが守口大根の植えられた畑に集まり、地域の方々に教わりながら大根の収穫をしている様子の写真

守口大根の各種イベント

守口大根長さコンクール

市では、毎年9月に守口大根の種子を希望者に配付し、翌1月下旬に、栽培技術の向上・守口大根の普及促進を目的に「守口大根長さコンクール」を開催しています。

守口大根フェアで創作料理をご賞味いただきました

令和4年12月20日(火曜日)~24日(土曜日)の期間限定で、守口市と包括連携協定を結んでいるTK企画プロデュースにより、同社傘下の大阪産料理店「空(そら)」さんにて、守口大根を美味しく味わえるメニューを召し上がっていただきました。

守口大根使った3種類の料理がお皿に盛り付けられている写真
卵に巻かれた守口大根の料理が大皿に綺麗に盛り付けられている写真

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

守口市役所市民生活部地域振興課
〒570-8666 大阪府守口市京阪本通2-5-5
守口市役所5階南エリア
電話番号
06-6992-1490
06-6992-1516
06-6992-1491(農業委員会担当)
06-6992-1376(国際交流担当)
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