平成23年度 予算編成方針

ページID: 2634

 本市の財政状況は、平成21年度一般会計決算見込みでは、事務事業の見直し、人件費の抑制など歳出削減に努めたものの、市税収入が大幅に減少する中、退職手当債や臨時財政対策債の発行で補うとともに、平成20年度に基金活用等の財源確保の結果、黒字にはなったところであるが、臨時緊急的要因によるものが大きく、連結実質赤字額を未だ25億円抱えている。将来にわたる収支均衡という安定的な財政基盤を構築するためには、財政健全化計画に掲げている取組みを今後も確実に実施し、引き続き、効率的な行財政運営に努め「身の丈にあった守口市」にしていかなければならない。

 限られた財源の中で持続可能な財政運営を行っていくには、今後も引き続き財政規律の確保に努める必要があり、なかでも平成21年度決算見込みにおける経常収支比率は、100.9%と高く、財政に弾力性がなく、真に市民が求める施策に充当する財源がない状況である。今後、民間事業者の創意工夫やノウハウを最大限に活用するなど、職員配置の適正化に努め、先例にとらわれることなくコスト意識を持ち、すべての歳入歳出見直しに取り組まなければならない。

 したがって、職員各位にあっては、現状を十分理解し、市税等の徴収には、より一層毅然とした態度で臨むとともに、既存事業を徹底して見直し、特に、人件費については、類似団体等を参考に「定員適正化計画」を見直し削減を図ること、臨時的経費については、市民の安全・安心を守る事業を最優先とし、財政健全化を第一義とした予算の編成にあたるよう指示する。

 最後に、細部については、別途指示する要領によるが、限られた資源の最適配分実現のため一丸となって取り組むことを期待する。

市長

この記事に関するお問い合わせ先

守口市役所企画財政部財政課
〒570-8666 大阪府守口市京阪本通2-5-5
守口市役所4階北エリア
電話番号
06-6992-1402
財政課へのメールによるお問い合わせはこちらから