守口市タウンミーティング 第13回市長ふれあいタウンミーティング会議録
- 開催日時
平成26年5月30日(金曜日)19時 - 会場
八雲東公民館2階会議室 - テーマ
市庁舎のあり方について
参加者:54名、発言者:5名 - 出席者
- 西端市長
- 南野企画財政部長
- 助川企画課長
- 田中庁舎整備準備室長
- 石井庁舎整備準備室参事
市長説明(要旨)
あいさつ
皆さんあらためまして、こんばんは。ただ今、ご紹介いただきました、市長の西端でございます。本日は市長ふれあいタウンミーティングという事で、金曜日の出にくい時間帯にも関わりませず、このように多くの皆さんのご参加を賜りまして、本当にありがとうございます。平素は本市行政各般にわたりまして、市民の皆さんのご理解、ご協力を賜っていますこと、重ねて厚くお礼申し上げます。
さて、本日は庁舎についてのタウンミーティングということですが、このタウンミーティングには、市民の皆さんが、今、この行政について、どのようになっているのかと感じておられることをテーマに、私自身が地域に出向き、テーマに沿って説明をさせていただき、市民の皆さんのご意見やご質問をお答えする市民発意型と、私ども行政側より、市民の皆さんにご説明し、意見を聞かせさせていただく市長発意型がございます。 今回は、庁舎のあり方について、市民の皆さんがどういうご意見をお持ちでおられるのかを、このタウンミーティングで、皆さんのご意見をお聞かせ願い吸収させていただきたいと考えております。
通常でしたら、私からテーマに沿って約30分ほど説明時間をいただいているところですが、本日は、できるだ多くの皆さんのご意見をお聞かせ願いたいと思っておりますので、私の挨拶は短くし、配布資料について、担当のほうから説明をさせていただきます。
市長に就任させていただく前の、討論会等におきまして市民の方からのこれからの行政運営について、どうするのかといったご意見も頂戴しておりました。当時は、財政面でもたいへん厳しい状況下でありました。守口市内の小中学校の耐震工事が全国でもワーストワンと言われる状況であったため、なかなか実施にいたりませんでしたが、子どもの安全・安心を守ることを最優先課題として耐震工事を実施し、平成25年度には統廃合の学校を除いて、ほぼ耐震化が100%完了いたしました。市民の皆さんから統廃合の学校についての耐震化の声も上がりましたので、平成26年度中の耐震工事に併せ、統廃合の学校につきましては、耐震の強度を上げる工事を実施し、平成26年度中には、ほぼ耐震工事は完了する運びになります。梶小学校につきましては平成27年度に減築工事を行い、耐震工事は100%完了となります。
次に本庁舎に関しても、考えていかなければならないため、市民の皆さんのご意見を聞かせていただきたいと思います。その中の資料にもありますが3案ございます。案としましては、現庁舎の場所で新しい庁舎を建替える案と、市民会館を廃止させていただいておりますので、その跡地に新庁舎を建設する案、既存の建物を活用する案、3案に絞らさせていただき検討しています。本日は6ヶ所目の公民館で、前回までに資料の補足も指摘も受けていますが、同じ資料にて説明させていただきます。来庁される市民の方からは、庁舎を何とかしないといけないというお言葉もいただきますが、庁舎はこのままでいいと、おっしゃられる方もおられます。そこで、市民の皆さんのご意見もお聞かせさせていただいて、私もしくは担当課から回答をさせていただきます。短い時間ではありますが、皆様方のご意見をお聞かせ願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
田中庁舎整備準備室長 資料説明
現在の庁舎において、もっとも古い棟は60年が経過しています。天井が破損していたり、壁の表面が剥がれたり、雨漏りがあるなどの現状です。大規模な補修工事は行わず、その都度最低限の補修を行っている状況です。狭隘な執務スペース、教育委員会につきましては国道1号線を挟み別の棟に配置されているなど、庁舎が分散されている状況になっており、来庁者の方々に不便をお掛けしています。
昨年9月に、庁舎検討プロジェクトチームを設置し、庁舎の整備に関する調査や検討を行い、市民の安全と安心を守る防災拠点にふさわしく、人と環境にやさしい、市民に開かれ親しまれる庁舎という基本理念のもと、安全・安心を支える拠点としての庁舎、市民サービスと事務効率の向上が図れる庁舎、あらゆる人にやさしい庁舎、住民自治の拠点となり親しまれる庁舎、環境にやさしく周辺環境と調和した庁舎と、5つの基本方針を定めまして、それぞれにおいての現状と方針を発表させていただいています。
新庁舎の位置ということで、地方自治法という法律を踏まえまして、庁舎の位置につきましては、利用する市民の皆様の利便性の観点からも、守口市のほぼ中央に位置し公共交通機関が利用しやすく、自動車の利用も便利で、且つ守口警察や郵便局など他の官公署とも一群をなした、地下鉄守口駅周辺が最適といった結論に至っています。
新庁舎の整備方針の検討ですが、現在地の建替え、市遊休地での建替えということで市民会館跡地での建替え、あるいは既存施設の活用ということで旧三洋本社ビルの活用と、この3手法につきまして比較検討をしています。具体的な内容につきましては、守口市の市役所の庁舎に必要な面積ですが、他市の事例や国の基準を参考にしますと、駐車場なども含めまして概ね23,000平方メートルが必要となります。そのことを前提に3案の比較検討を行っています。敷地条件の比較ですが、現在地での建替えにつきましては、敷地面積6,493平方メートル、許容延床面積が25,972平方メートルですので23,000平方メートルをクリアしています。次に市民会館跡地での建替えにつきましては、敷地面積が3,563平方メートル、許容延床面積が14,255平方メートルですので23,000平方メートルには満たないため集約できずに分散型の庁舎になります。旧三洋本社ビルの活用につきましては、敷地面積8,703平方メートル、許容延床面積が29,711平方メートルですので若干の余裕があるという状況です。
次に本体建設工事費ですが、現在地での建替えにつきましては約87億円、市民会館跡地での建替えにつきましては、分散型になりますので若干高めの103億6,000万円となっています。
次に解体工事費ですが、現在地での建替えにつきましては4億3,000万円、市民会館跡地での建替えにつきましては3億7,000万円となっています。 続きまして移転費ですが現在地での建替えにつきましては、一時的に仮庁舎に移る必要があることから2回分の移転費になり7,000万円。市民会館跡地での建替えにつきましては4,000万円。旧三洋本社ビルの活用につきましても4,000万円ということになっています。
仮設庁舎費につきましては、現在地での建替えのみ必要になってくることから14億7,000万円を計上しています。続きまして、旧三洋本社ビルの購入ですが、固定資産税評価額を参考値としまして、土地購入費を含めまして約50億円を計上しています。
従いまして総整備費用としましては、現在地での建替えにつきましては106億7,000万円、市民会館跡地での建替えにつきましては107億7,000万円、旧三洋本社ビルの活用につきましては50億4,000万円で庁舎としての改修工事費がプラスアルファされてきます。改修費用につきましては、当該ビルがもともとオフィスビルであるため安価で済むかと考えています。
次に環境負荷の軽減につきましては、新築の建替えの場合は当然対応可能です。三洋本社ビルでは太陽光発電などの省エネルギー手法が採用済です。
耐震性につきましては、新築の建替えの場合は確保出来ます。旧三洋本社ビルにつきましては、新耐震基準で建築されている通常のオフィスビルに比べ、高い耐震構造になっているようですが、詳細につきましては現在調査中です。
最後に整備期間ですが、建替えの場合は建設準備から移転まで通常約7年ほどかかります。旧三洋本社ビルにつきましては、改修後、速やかな移転が可能になるかと考えています。
現在、庁舎整備準備室では、この3手法につきまして、より具体的に、また詳細に調査及び比較検討を行っているところです。
意見交換(要旨)
- 発言1
市庁舎の建替えですが、資料を拝見しましたら3案がでていますけれども、例えば市内で、大日などは思いつきませんが、守口市駅の辺りでしたら、京阪百貨店の駐車場などの広い敷地もあると思うのですが、こういった敷地などの検討することはなくて、この3案の中で考えていくのが市長のお考えなんでしょうか。興味を持ちましたので、お聞きしました。 - 市長回答
駅前の京阪百貨店の駐車場ですが、現在も京阪電鉄が所有しています。京阪電鉄にもいろいろ構想があるようで、あの場所に市庁舎を建てるのは無理ということです。私ども、市としての考え方はこの3案で考えていきたいと思っております。 - 発言2
この3案を並べられたら三洋さんしかないですよね。よくわからない内容のミーティングやなと。この3案を並べて、どう判断させようと。一番安い三洋さんにいくのが、何が問題なのかと。地下鉄の駅から遠いのが問題なのか。その説明の仕方がどうもわからない。何を言いたいのか。これだと三洋しかないですよね。それを何故ミーティングするのか意味がわかりません。 - 市長回答
色々なご意見はお聞かせ願えれば。金額でいいますと、旧三洋本社ビルとおっしゃっていただきましたが、市民の方の中には金額だけではなく、色々なプロセスから入り、きっちりと新しい新庁舎を建替えたほうがよいというご意見も、このタウンミーティングを回る中で聞かせていただいております。私どもも集約させていただき決定させていただきたいと思っております。何も旧三洋本社ビルありきの話では、決してございませんので、皆さんの率直なご意見をお聞かせください。 - 発言2
そうすると、現庁舎ですけど、売却するという話があるのですか。それで利益を得たいということですか。 - 市長回答
この3案の中で決めさせていただきまして、その中で、仮に旧三洋本社ビルの話に決定すれば、現庁舎の跡地の利用につきましては、考えていきたいと思っています。 - 発言2
売却するのでこれだけ収益があると、だから三洋さんにいかないほうがいいという意味合いなんですか。昔から庁舎はあの土地にあるから、あそこは使いたいということなんですか、まだピンとこないのですが。全体的に見て半分の金額で済むにも関わらず、余計な金を使用してすることもないと思うのですが。あれだけいいものを三洋さんは持っておられるので大いに使えばいいと思うのですが、逆に三洋さんに市長が出向き、頭を下げて安くしてくれないのかって交渉ができないのか、と思っております。 - 市長回答
色々なご意見をいただいております。市民の皆さんの中には現庁舎でもよいのではという意見もあるかと。今回、こういうタウンミーティングを企画いたしまして、市民の皆さんのご意見を聞かせていただこうと。これから更に方向性をきっちり決めさせていただきたいと思っています。 - 発言3
先ほどの意見と同じなんですが、値段だけ見ますと半額ですよね。しかし中に入れる器具とか、この問題、問題点を提起していただいた上で説明されるほうがいいのでは。そうでないと我々が判断しづらい。ただ単に値段だけでしたら、場所的には駅から3分から5分、10分変わらない。それなら安いほうがいいんじゃないかと一般の市民は思うんですが。まずここにはこういう問題がある、ここにはこういう問題があると。問題提起から判断の材料にしたいと思うんです。私も見ましたら、噂に上っています立派な建物が半分遊んでいるような状態と聞いていますので、いいんじゃないかと思いますが、しかし市が決められないということは、何か問題があるんじゃないかと。その問題提起をしていただきたいと思います。 - 助川課長回答
この金額だけを見ますと、旧三洋本社ビルとのご意見で、庁舎で安く入っていくという考え方もあるかと思います。庁舎整備プロジェクトチームで検討していたのですが、最近では、地震の関係などもありまして、ほかの市町村でも、例えばショッピングセンターなどを改修して庁舎にするという手法がでてきております。守口市については、旧三洋本社ビルについて売却の意向があり、1月中旬以降検討を進めてきました。その検討について詳細に問題点をだしているところです。建物の状況につきましては、平成12年に建っていますので、新耐震基準をクリアしていますので安価に改修できるとの見込みです。市民の皆さんに説明するときは、詳細に検討しまして、広報などでお知らせしたいと思います。今の状況下ではこういう民間の活用も視野に入れて検討する中で、市民の皆さんのご意見をお聞かせ願いたいと思います。 - 南野企画財政部長回答
追加で説明させていただきますが、すでに建っている建物ということで1からの絵は描けないと。事務所ですので三角や丸い建物ではなくて、四角い建物になると思います。新しく建てるにしても。でも今あるのは、あの建物ですからあの枠の中でしか考えられないし、柔軟さは欠けるかと。ただし新しく建てれば色々と幅があるのは可能かと。幅はあるというのは確かかと。 - 発言4
今回の庁舎の建替えの件ですけれども、私としては新しい庁舎を作っていただいたほうがいい。他の市、高槻市なんかに行きましたらすごい綺麗で立派なビルがあるんですけれども。ただ、これは市民のほうの税金とか、そういったもろもろの負担が、今後、発生するんでしょうか。ちょっとお聞きしたいです。 - 南野企画財政部長回答
過去から庁舎整備基金というものを毎年積み立てていました。一時は18億ほど貯まりました。しかしながら平成19年に約39億の赤字になり、民間のようにお金は借りられませんので、基金を崩して補填していました。いったんカラになりましたが、現在は9億ほど戻しました。新庁舎建設では建築が先の話になりますので、必要な費用の捻出時期が異なりますので、旧三洋本社ビルを例に話させていただきますと、50億に対して、家でいうところのローン、行政においては起債といいますが、75%借りられるのですが、残り25%は自己資金で建てましょうと。75%は後の世代で負担してもらいましょうと。庁舎だけではなく、下水道にしても道路にしても、そういう制度となっています。50億の25%ですので12億ほどは現金が必要です。残り37億ほどは起債でします。12億のうち、9億はありますが、残りは財政調整基金という資金運用の別口座に約7億ほどあります。現実的にすぐとなれば、もし今の手当てはできます。37億の起債は30年借り、毎年の返済で、財源はそういうことになります。 - 発言5
今の積立金の話は納得いくような、いかないような。理想としては、どこの市を見ても立派な建物があって。私が一番心配するのは、今度、市民会館がなくなり、何かを行う時の大きな行事をしようとするとき、たちまち会場に困ると。私が聞いてる範囲では、門真市のホールを借りたら市がいくらか負担してくれて、主催者がいくらかを払ったら借りられるような話を聞いてます。旭区の市民ホールとか高槻とかいろいろなところを借りて、どれだけ助成金がいただけるかわからないけど、そういうこと進めるような話をを聞いていますが、早い話が、東大阪にしろ、どこにしろ、ああいう立派なものを建てて、その中に市民ホールのようなものを作るような一括してできてますよね。守口市も、そういう形にやって欲しいんだけれども、いうように100何十億の金がかかるのに、積立金がこれだけの話なら、20億もないと。そうなってくると、これ見たら7年間ですよね、完了までは7年間かかると。同じく今の市民会館の跡地でも7年間ですよね。市民の皆さんがどう考えるかですけど、もし三洋本社ビルを買った場合、市民ホール的な会場が確保できるかどうかまで、守口市は考えて案を提示されたら。100何十億という金がやね、私らの世代はまだしも、子や孫の代までツケが回っていくんだったら、私は思いきって三洋本社ビルに市民ホール的なものを確保できるんだったら、早く前に進めていただきたい。 - 南野企画財政部長回答
現在地での建替えの話のときもしましたが、今の質問されたホールを中に入れた一体型ですが、市民ホールを含めて建てるというのは、建替えでは可能です。 - 発言5
いや、それが入ってこの金やったらいいと思ったが、それが入ってないんやったら別物でしょう。 - 南野企画財政部長回答
別に建てるより1つにすれば安く上がりますよね。それは1つのご意見だと思いますし、1つの案としていただきたいと思います。 - 田中庁舎整備準備室長回答
ホール機能は、この中には入っていませんが、ただ、この23,000平方メートルの中には、市民の皆さんが、つどっていただけるような、市民協働のスペースなどを入れさせていただいています。具体的にはまだですが、一応スペース的には考えています。ホール機能までは、ありませんが。 - 発言5
ムーブ21とか、エナジーホールとかね、中途半端なものを建てるよりは、市民会館的なもので1,000人前後の座席が確保できるものをしてほしかった。
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