課題03_クーリングシェア
1 解決したい課題(誰がどれくらいどんな風に困っているのか)
・近年、地球温暖化に伴い猛暑日が増加しており、市民が身近な場所で暑さを避けられる環境が十分に整っていない。
・特に高齢者や子ども等、熱中症リスクの高い市民にとって、暑さの中を長距離移動することは大きな負担であり、徒歩圏内で涼める場所の確保が重要。
・市内には、クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)が公共施設13施設、民間施設5施設の計18施設指定されているが、施設配置には偏りがあり、市内全域を身近な徒歩圏でカバーするには空白が生じている地域がある。
・そのため、熱中症特別警戒アラート発表時であっても、地域によっては身近に避難できる場所が限られる。
・また、平時に外出先で気軽に立ち寄れるクールスポット(涼みどころ)については、市として指定している施設がない。
・WBGT28~31の「厳重警戒」では、10~20分おきに休憩し、水分・塩分を補給することが推奨されており、市民が暑さを避けて休息できる場所の確保が課題。
2 背景・取り巻く環境
・猛暑日は、平成27年度11日→令和7年度45日と増加。
・熱中症は屋外だけでなく屋内でも発生し、高齢者等は特にリスクが高い。
・環境省の調査においても、夏の日常生活においてもっとも暑さを感じる行動は「まちなかの移動」。
・脱炭素においても、CO₂削減などの「緩和策」に加え、暑さへの「適応策」も重要になっている。
・気象庁のデータでは過去100年間で約2.1℃上昇している。
・市内の熱中症搬送者数はR3年度49人→R7年度104人と年々増加傾向にある。
3 現状の対策
・市内には、特別警戒アラート発表時に開放されるクーリングシェルターとして、公共施設13施設+民間施設5施設の計18施設が指定されている。
・しかし、平時に市民が気軽に立ち寄れるクールスポットとしての施設は現状では指定されていない。
・市民に向けて、毎年熱中症予防の啓発ポスターやパンフレットを配布するとともに、啓発セミナーを実施しているが、外出時の暑熱回避拠点の整備には至っていない。
4 課題解決で実現したいこと
・猛暑時、市民がどこにいても身近な場所で暑さを避けられるまちを実現する。
・高齢者等のリスクが高い市民も、無理なくアクセスできる範囲(概ね500m圏)に暑さを避ける場所がある状態を目指す。
・特別警戒アラート発表時に開放されるクーリングシェルターの空白地解消を図るとともに、平時にも外出先で立ち寄ることのできるクールスポットを新たに整備する。
・行政施設に限らず、店舗・商業施設・企業拠点等を活用し、地域全体で暑熱リスクに備える。
・「暑くなったら我慢する」のではなく、身近にある涼しい場所へ気軽に立ち寄れる地域環境を充実させる。
5 連携企業に求める専門性や解決策の方向性
・地域にある民間施設・店舗を活用した暑熱回避拠点の整備。
・特別警戒アラート発表時に開放するクーリングシェルターの拡充、または平時に立ち寄れるクールスポットの仕組みづくり。
・既存施設の位置を可視化し、500m圏でカバーできていない地域に必要な機能を補完
・高齢者等が立ち寄りやすい運営方法の検討。
・熱中症予防、水分補給、気候変動適応等の啓発コンテンツ・グッズの提供。
・企業側にも、「地域貢献」「来訪機会」「地域住民との接点創出」等のメリットが生まれる仕組みづくり。
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