課題02_ヤングケアラー

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1 解決したい課題(誰がどれくらいどんな風に困っているのか)

・ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども・若者のことを指す。
・過度な家族のケアにより、子どもが「自分のために使える時間」や社会との接点を持てず、将来の選択肢が狭まってしまう。
・守口市では、国が示すヤングケアラーの割合から人口で計算すると、小中学生約325人がヤングケアラーに該当する可能性がある。
・本人が自分の状況を「普通」と捉え、ケアを担っていることに気づいていない場合があり、アンケート結果だけでは、潜在ヤングケアラーを十分に把握することが難しい。
・また、把握できた後も、ケアから離れて学習・体験・交流等に触れる「自分の時間」を持つ機会が十分ではない。
・ケアそのものをなくすのではなく、過度なケアによって子どもの将来の選択肢が狭まる状態を防ぎたい。

2 背景・取り巻く環境

・ヤングケアラーは家庭内の問題であるため、外部から状況が見えにくい。
・特に小中学生は、自分の家庭環境を当たり前だと思い、困りごととして認識しにくい。
・アンケートだけでは潜在ヤングケアラーの全体像を把握することは難しい。
・潜在層の把握には、学校や行政だけでなく、地域や企業など社会全体で「気づく目」を増やすことが必要。
・高校生と比べ、小中学生は自ら相談先へアクセスしにくいため、周囲からの気づきがより重要。

3 現状の対策

・守口市では、実態調査や学校との個別面談を通じてヤングケアラーの把握を進めている。
・中学生は、2791名を対象にアンケートを実施し、その結果をもとに、学校との個別面談を通じて対象者を精査している。
・小学生は3052名を対象に秋に実態調査を実施し、年明け頃までに結果を整理する予定。
・小中学生全校へ啓発チラシを配布している。

4 課題解決で実現したいこと

・過度なケアによって、子どもの将来の選択肢が狭まらない状態をつくる。
・ケアをゼロにするのではなく、子どもの年齢や成長段階に見合わない過度なケアを減らす。
・潜在ヤングケアラーについて、学校・地域・企業などの「社会の目」を増やし、早期の気づきにつなげる。
・本人が自分の状況に気づいていなくても、周囲が変化に気づき、必要な相談・支援につなげられる状態をつくる。
・顕在ヤングケアラーについて、家庭のケアから一時的に離れられる「自分のための時間」をつくり、その時間を、単なる休息ではなく、学習・体験・交流等を通じて社会との接点を持つ時間にする。
・家庭や学校以外の人・仕事・体験に触れ、「こんなことをやってみたい」「こんな進路もある」と気づける機会をつくる。自分の時間を持つことで、将来の選択肢や可能性を広げられる状態を目指す。

5 連携企業に求める専門性や解決策の方向性

・店舗、習い事、地域活動等の子どもとの日常的な接点を活用し、潜在ヤングケアラーへの気づきを増やす仕組みを共に構築したい。
・従業員向け研修等を通じて、ヤングケアラーについて理解し、必要に応じて相談先につなげられる人を増やしたい。
・自習室、居場所、オンラインサービス、スポーツ、文化活動、習い事等、子どもがケアから一時的に離れられる機会の提供や職業体験、企業見学、プログラミング、学習支援等、将来の選択肢を広げる体験機会の提供。
・大学生や社会人、地域の大人等、家庭や学校以外の人と交流できる機会の提供。
・企業の店舗、顧客接点、SNS等を活用したヤングケアラーの認知向上・啓発への協力。
・子ども・子育て支援や社会貢献として企業側にも意義が感じられる、継続可能な取組みの構築。

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