体調不良のネコからの咬傷歴があるヒトがSFTS を発症し死亡した事例について
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について、平成29年7月24日厚生労働省から、発熱・衰弱等に加え血小板減少等の所見が見られた飼育ネコ及び飼育イヌの血液・糞便からSFTS ウイルスが検出された事例並びに体調不良のネコからの咬傷歴があるヒトがSFTS を発症し死亡した事例が報告されました。
飼育ネコ・イヌを介した感染はまれと考えられ、屋内飼育ネコについてはほとんどリスクはありません。また、上記の事例についても、ネコから咬まれたことが原因でSFTSウイルスに感染したかどうかは明らかではありませんが、日常的な対策は以下の通りです。
予防対策
- 動物を飼育している場合、過剰な触れ合い(口移しでエサを与えたり、動物を布団に入れて寝ることなど)は控えてください。動物に触ったら必ず手洗い等をしましょう。また、動物のマダニは適切に駆除しましょう。飼育している動物の健康状態の変化に注意し、体調不良の際には動物病院を受診してください。
- 野生動物は、どのような病原体を保有しているか分かりません。野生動物との接触は避けてください。
- 体に不調を感じたら、早めに医療機関を受診してください。受診する際は、ペットの飼育状況やペットの健康状態、また動物との接触状況についても医師に伝えてください。
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