ハチの巣の駆除について

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私有地内のハチの巣の駆除は、土地の所有者または管理者がみずからの責任で行っていただくことになります。ご自身で駆除される場合は、駆除用の帽子を無料で貸出しいたします。

駆除方法

アシナガバチ

  • アシナガバチは、巣を刺激しないかぎり攻撃してくるようなことはほとんどありません。
  • ハチの動きがにぶくなる夕方(暗くなってから)や日の出前に行います。
  • アシナガバチは市販のスプレー式殺虫剤(1~2メートル離れ、風上から5~10秒程度噴霧)で十分対応できます。
  • 巣からハチが落ちるまでスプレーしてください。
  • 飛び立ったハチも、薬剤がかかっていればかならず死にます。
  • ハチの処理後、巣にハチがいないことを確認してから除去してください。
  • 除去したハチの巣は、踏みつぶした後、ごみとして処分してください。
  • 1~2日は戻らなかったハチが戻ってくる可能性がありますので注意してください。
  • 戻ってきたハチは、同じように夕方以降、殺虫剤をスプレーしてください。
  • 駆除時の服装は、肌を露出せず、厚手の白っぽいものを着用し頭を白いタオルなどで覆ってください。
  • 化粧品や香水をつけないでください。
  • 夜間に駆除する場合に懐中電灯を照らす場合は、巣に直接光を当てないようにしてください。
  • アシナガバチの巣は1年巣といい、翌年はその巣を利用することはありません。また、11月下旬以降ハチはほぼ完全にいなくなります。
  • もし駆除が困難な場合は専門業者(有料)に依頼することをお勧めします。
白い背景にうつぶせの状態で羽を広げているアシナガバチの写真
  • 体長 約20~26ミリメートル
  • 特徴 スズメバチよりも小型で細身で、体長の割に足が長い攻撃性は低い
  • 時期 4月~12月
  • 営巣場所 主に雨風がしのげる庭の樹木、軒下、玄関、ベランダなどいろいろな場所
コンクリートの天井に張り付いた灰色のアシナガバチの巣の写真

巣の形状 シャワーの吹き出し口のような形で、たくさんの巣穴が見え、色は灰色

スズメバチ

  • 巣に近寄るだけで、攻撃を仕掛けてくる危険なハチです。
  • 駆除が必要な場合は専門業者(有料)に依頼することをお勧めします。
白い背景に横向きの状態で足を畳み横たわるスズメバチの写真
  • 体長 約17~40ミリメートル
  • 特徴 アシナガバチよりも体は丸く攻撃性が高い
  • 時期 4月~12月
  • 営巣場所 庭などの樹木、家屋や物置などの軒下
木製の天井に張り付いている縞模様のスズメバチの巣の写真
  • 巣の形状 初期(5月頃)はとっくりを逆さにしたような形やボール状をしています。
  • 巣が成長すると丸い球型かラグビーボールのような楕円でしま模様があり、穴が一つだけです。

ミツバチ

  • ミツバチはむやみに人を攻撃してくることがありませんが、働きバチが大群となっている場合も多く見られます。
  • 駆除が必要な場合は専門業者(有料)に依頼することをお勧めします。
黄緑色の葉に掴まり花の蜜を吸うミツバチの拡大写真
  • 体長 約13ミリメートル
  • 特徴 体は丸く、体毛がある。攻撃性は低い
  • 時期 4月~12月
  • 営巣場所 屋根裏や床下などの閉鎖されたところ
屋外の木の枝に垂れ下がるカーテンのような形のミツバチの巣の写真
  • 巣の形状 運んできた密で白いカーテンのような巣
  • 分蜂 5月~6月中旬にかけてす分れをしたハチの群れが集まって、軒下や庭木に20~30センチメートルほどの大きさで固まって作ることがあります。
    これは、早ければ数時間、長い場合でも数日間でほかの場所へ移動します。見つけた場合はそっとしておいてあげましょう。

(これ以上とどまった場合には、その場所で巣を作り出すことが多いようです。)

ハチに刺された時の応急措置

症状

  • ハチに刺された時の症状は、ハチの毒そのものによるものと、ハチの毒に対するアレルギー反応(アナフィラキシーショック)の2つがあり、局所症状と全身症状として現れます。
  • 局部症状としては、刺されたところが腫れて痛みます。
    通常痛みは数時間から1日でなくなり、かゆみを伴うしこりが残り数日で消えます。
  • 全身症状としては、特にスズメバチに多いのですが、刺された際の毒の量が多かったり、毒性が強かったり、以前に何度も刺されたことがある場合には、じん麻疹、呼吸困難、発熱、血圧低下などの症状を呈しショックによって死に至ることもあります。

処置

 次の手順で処置を行い、安静にします。20分~30分ほど様子を見て、異常がないようならひとまず安心です。
 途中で様子が少しでもおかしいと思ったら、直ちに医療機関に受診してください。

  1. 刺されたらその現場からすぐ数十メートル離れる(巣から離れる)。
  2. 刺された傷口を流水でよく洗い流す。
    ハチの針が残っている場合は、指やピンセットでつまんで毒液を再注入しないようにそっと抜く。
  3. 爪などで傷口周辺を圧泊し、毒液をしぼり出す(ハチの毒は水に溶けやすいので、傷口から毒液をしぼり出すように、もみながら流水にさらすと効果的)
  4. 抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏などがあれば塗布する。
  5. 濡れたタオル等で冷やし、安静にする。
    過去にハチに刺されて、具合が悪くなった方や様子がおかしいと感じたらただちに医療機関を受診するようにしましょう。

ハチについて

 ハチは、「刺す・刺される」というイメージがあり、飛んでいるハチを見ただけで恐怖を感じる方も多いようですが、草花の花粉を運んだり、害虫を食べてくれる益虫でもあります。
 自然界のバランスを保つために、生活するうえで支障がないようであれば、そっと見守ってあげてください。

ハチでお困りの方へ

 自分の管理する土地や樹木にハチの巣を作られてお困りの方は、下記へご相談ください。

  • (注意)費用は土地や樹木の所有者等の負担となります。
  • (注意)市では、私有地の巣の駆除は行っておりません。巣の取扱いは巣を作られた土地や樹木の所有者が行ってください。
一般社団法人 大阪府ペストコントロール協会
業者名 電話番号 所在地
一般社団法人 大阪府ペストコントロール協会 06-6942-1891 大阪市中央区常磐町2丁目1番15号

この記事に関するお問い合わせ先

守口市役所環境下水道部環境対策課
〒570-8666 大阪府守口市京阪本通2-5-5
守口市役所6階北エリア
電話番号
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