守口市タウンミーティング 第8回市長ふれあいタウンミーティング会議録
- 開催日時
平成26年5月16日(金曜日)19時~20時30分 - 会場
三郷公民館3階ホール - テーマ
市庁舎のあり方について
参加者:54名、発言者:11名 - 出席者
- 西端市長
- 泉谷理事
- 助川企画課長
- 田中庁舎整備準備室室長
- 石井庁舎整備準備室参事
- 村居庁舎整備準備室主任
市長説明(要旨)
あいさつ
皆さんあらためまして、こんばんは。ただいまご紹介いただきました、市長の西端でございます。本日は市長ふれあいタウンミーティングという事で、金曜日の出にくい時間にも関わりませず、多くの皆さんのご参加を賜りまして、本当にありがとうございます。本日は庁舎の問題について、市民の皆さんのご意見を聞かせていただきたく、広報を通じてタウンミーティングの運びとなりました。これから市内の公民館10館1分室を順に開催を予定しております。
タウンミーティングは、市民の皆さんが、今の行政について、色々ご意見を聞きたいという市民発意型で開催することが多いのですが、今回は、市長発意型のタウンミーティングですが、出来るだけ私の挨拶は短くし、市民の皆さんのご意見をお聞きし吸収させていただきたいと考えております。配布資料につきましては、担当の方から後ほど説明をさせていただきます。
現庁舎は昭和25年に竣工し、昭和26年の供用開始で60年以上が経過し、大変傷んでいるのが現状です。市民の方からは市庁舎をどうにかしないといけないなどの声を聞きますが、守口市の小中学校の耐震工事がかなり遅れていたこともあって、子どもの安全・安心を守ることを優先的に工事を実施し、平成25年度には統廃合の学校を除いて、ほぼ耐震化が100%完了いたしました。統合する学校については、本来なら耐震工事は行わず新しい学校を建設すると決めていましたが、市民の皆さんから統廃合の学校についての耐震化の声も上がりましたので、平成26年度中の耐震工事に合せ、統廃合の学校につきましては、内装工事を除きブレースを入れるといった耐震の強度を上げる工事を実施し、平成26年度中には完了する運びになりました。一部減築などの工事は、平成27年度に残りますが、ほぼ学校の耐震工事は100%完了となります。そこで次に災害対策本部になる本庁舎も、考えていかなければならないため、市民の皆さんのお声を聞かせていただきたい。その中で案としまして、現庁舎の場所で新しい庁舎を建替えと、平成26年3月31日に廃止させていただいた市民会館が平成26年度中に解体し、更地となりますので、そこに新庁舎を建設。それと現庁舎の西側にある旧三洋本社ビルを購入する3案を検討しております。来庁される市民の方からは、庁舎も何とかしないといけないとお言葉もいただきますが、庁舎以外の福祉などにも力を入れて欲しいと言ったご意見もあると思います。そういった中で、本日のタウンミーティングで皆さんの意見をお聞きし、私もしくは担当課から回答をいたします。短い時間ではありますが、皆様方の貴重なご意見をお聞かせ願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
田中庁舎整備準備室長 資料説明
現在の庁舎において、もっとも古い棟は60年が経過しています。天井が破損していたり、壁の表面が剥がれたり、雨漏りがあるなどの現状です。大規模な補修工事は行わず、その都度最低限の補修を行っている状況です。狭隘な執務スペース、教育委員会につきましては国道1号線を挟み別の棟に配置されているなど、庁舎が分散されている状況になっており、来庁者の方々に不便をお掛けしています。
昨年9月に、庁舎検討プロジェクトチームを設置し、庁舎の整備に関する調査や検討を行い、市民の安全と安心を守る防災拠点にふさわしく、人と環境にやさしい、市民に開かれ親しまれる庁舎という基本理念のもと、安全・安心を支える拠点としての庁舎、市民サービスと事務効率の向上が図れる庁舎、あらゆる人にやさしい庁舎、住民自治の拠点となり親しまれる庁舎、環境にやさしく周辺環境と調和した庁舎と、5つの基本方針を定めまして、それぞれにおいての現状と方針を発表させていただいています。
新庁舎の位置ということで、地方自治法という法律を踏まえまして、庁舎の位置につきましては、利用する市民の皆様の利便性の観点からも、守口市のほぼ中央に位置し公共交通機関が利用しやすく、自動車の利用も便利で、且つ守口警察や郵便局など他の官公署とも一群をなした、地下鉄守口駅周辺が最適といった結論に至っています。
新庁舎の整備方針の検討ですが、現在地の建替え、市遊休地での建替えということで市民会館跡地での建替え、あるいは既存施設の活用ということで旧三洋本社ビルの活用と、この3手法につきまして比較検討をしています。具体的な内容につきましては、守口市の市役所の庁舎に必要な面積ですが、他市の事例や国の基準を参考にしますと、駐車場なども含めまして概ね23,000平方メートルが必要となります。そのことを前提に3案の比較検討を行っています。敷地条件の比較ですが、現在地での建替えにつきましては、敷地面積6,493平方メートル、許容延床面積が25,972平方メートルですので23,000平方メートルをクリアしています。次に市民会館跡地での建替えにつきましては、敷地面積が3,563平方メートル、許容延床面積が14,255平方メートルですので23,000平方メートルには満たないため集約できずに分散型の庁舎になります。旧三洋本社ビルの活用につきましては、敷地面積8,703平方メートル、許容延床面積が29,711平方メートルですので若干の余裕があるという状況です。
次に本体建設工事費ですが、現在地での建替えにつきましては約87億円、市民会館跡地での建替えにつきましては、分散型になりますので若干高めの103億6,000万円となっています。
次に解体工事費ですが、現在地での建替えにつきましては4億3,000万円、市民会館跡地での建替えにつきましては3億7,000万円となっています。 続きまして移転費ですが現在地での建替えにつきましては、一時的に仮庁舎に移る必要があることから2回分の移転費になり7,000万円。市民会館跡地での建替えにつきましては4,000万円。旧三洋本社ビルの活用につきましても4,000万円ということになっています。
仮設庁舎費につきましては、現在地での建替えのみ必要になってくることから14億7,000万円を計上しています。続きまして、旧三洋本社ビルの購入ですが、固定資産税評価額を参考値としまして、土地購入費を含めまして約50億円を計上しています。
従いまして総整備費用としましては、現在地での建替えにつきましては106億7,000万円、市民会館跡地での建替えにつきましては107億7,000万円、旧三洋本社ビルの活用につきましては50億4,000万円で庁舎としての改修工事費がプラスアルファされてきます。改修費用につきましては、当該ビルがもともとオフィスビルであるため安価で済むかと考えています。
次に環境負荷の軽減につきましては、新築の建替えの場合は当然対応可能です。三洋本社ビルでは太陽光発電などの省エネルギー手法が採用済です。
耐震性につきましては、新築の建替えの場合は確保出来ます。旧三洋本社ビルにつきましては、新耐震基準で建築されている通常のオフィスビルに比べ、高い耐震構造になっているようですが、詳細につきましては現在調査中です。
最後に整備期間ですが、建替えの場合は建設準備から移転まで通常約7年ほどかかります。旧三洋本社ビルにつきましては、改修後、速やかな移転が可能になるかと考えています。
現在、庁舎整備準備室では、この3手法につきまして、より具体的に、また詳細に調査及び比較検討を行っているところです。
意見交換(要旨)
- 発言
ある市会議員に聞きましたところ、この問題について私は三洋本社ビルが一応適切ではないかと。一つ大きな問題としては、大阪都構想が実現するかしないかは別問題として、守口市はその隣接に入っているわけで、都構想には別段関係ないとは思いますが、これから先どう変わって行くかが判らないのが一つ。ここに出ている三洋本社ビルについて、ある市会議員に聞きましたところ、反対をしているわけではないけれども、今のパナソニック、三洋本社ビルについては図面も何もないということで、少なくとも何10億もの買い物をするという面については、やはり図面が必要ではないか。そういう点についても懸念されるので、きっちりとしてもらいたいと、その市会議員は言っておられました。私も過去に開発建設団体をやっておりました関係上、基本的には当初の図面、あるいは最終の図面、そして耐震性の確保についても、現在の基準からは外れているかも知れませんが、色んな面から見ても図面が手に入ってるのか否かを聞きたい。現在地の建替え、市民会館跡地の建替え、あるいは三洋本社ビルを比べましたら、やはり三洋本社ビルが一番適切ではないかと思うのですが。 - 田中庁舎整備準備室長回答
図面ですが、旧三洋本社さんから調査するにあたって、入手はしておりますが、相手方の財産にもあたりますので、現在は公開しておりません。しかしながら、今後、議員さんの意見をお聞きするには、図面などの資料もお示ししなければいけないと考えておりますので、どういう形になるか判りませんが、早急に三洋さんと協議し進めてまいりたいと考えております。 - 発言
三洋の話が出ましたが、私もそれに賛成です。貧乏な守口市で経費を節約しなければいけない時に、100億を超える金がどこから出ますか。50億でも、今、積んでおられれるのですか。それから守口市で一番人口が多い時で18万5,000人もいたが、それが今は15万人を切っている。春日町会では、昨年亡くなった方が6人で小学校入学が4人、町会を数えたら市内に約52あると思います。なので今年100人ぐらい減っている。転入や転出を省いたら、ずっと減るわけで。7年後に出来るということは700人も減るし、仕事も減るっていう事ではないのか。職員も減らさないとあかんのと違いますか。そういう事を考えて、部屋割りも考えてもらわないと。それと、財政が赤字と言っているのに、守口市の広報を見たら全国平均より10%も月給が高い。それを放っておいて庁舎の事をいうのは良いが、最近掲載された新聞記事の1面を見れば、木造密集地域の倒壊などの記事が市内の各所を挙げている。市は庁舎の事をいうが、これらの問題を先にどうかするかを考えるべきではないか。私自身、阪神大震災の復旧にも携わったが、主要道路の両側のビルが倒壊して移動すら出来なかった。守口市でも同じようになる。この記事を市も見たのか。この記事には守口市も載っている。庁舎問題は50億で十分やと思う、一番安価な案で判断すべき。もっと他に考えなければならないのでは。 - 市長回答
はじめにも述べましたが、今の庁舎のままでも良いのではと言われる市民の方もおられます。防災や密集地の話も出ましたが、市域は大日駅を挟み北東と南西にわかれていまして、ある地域では密集しているところもありますが、家屋の建替えと同時に道路の拡幅も進めております。しかし、個人の財産でございますので、市としては踏み込めないのも現状です。市全体で区画整理を行うというのは、まだ至っていないということであります。しかし、少しずつではありますが道路拡幅も進めています。
職員の給与の事も言われましたが、現在約1,000人の職員が居ます。その職員を平成30年には750人にするといった計画で進めています。人口が減少したので仕事量が減るとはいうことは無いと思いますが、人口が減少する点を踏まえ、仕事の効率化も図って行かなければならないので計画的に進めて行きます。
庁舎の建設基金も過去には19億弱ありましたが、現在は、その基金を切り崩してまいりました。その基金を元に戻して、初めて守口市は良くなってきたと言えると思います。単年度で言えば平成25年度も、黒字になると思います。また、現在の建設基金については、約半分ぐらいであります。 - 発言
基本的に造るか造らないかという問題は大事だと思いますが、その前に現在地の建替えと市民会館跡地の建替え、これは市の財産なのでこれをどうするかというのは自由、裁量権が多いですね。もし三洋本社が、私のところもお金がないので100億でしか売りませんと。この事務所、買いませんかということで入札します。ある会社がよろしいなと、私のところが100億で買いますわと言えば、三洋本社は売れますわな。それなら、この3つを同列に並べるというのは、ちょっといかがなものかと。もし並べても良いならば、例えばこの上限ならば三洋は守口市に売りますと、そういう約束になってますねんと。そこだけちょっと論議する前に聞きたいのですが。 - 助川企画課長回答
昨年度の新聞紙上での旧三洋本社ビルについては、守口市に売却、額も報道で出ていましたが、1月15日に市長が三洋本社のほうに新年の挨拶に行った際、意向確認をしています。その中にはパナソニックとしては旧三洋本社ビルを売却をしていくという意向についての確認をしています。それについて、今後、守口市も一つの候補地として、現在地の建替え、もしくは市民会館の跡地、あと三洋の売却意向がありますので、それについては討議をさせていただきたいと。そういうことを話させていただいています。当然、交渉になりますので、私どもも3案を詳細に検討しています。そういうことで一つの候補地として協議をさせていただいていますのが現状のスタンスになっています。 - 発言
今の話の流れならちょっと違う。最初の資料説明にあった107億と108億、三洋では50億といったのでは。入札して、三洋が100億で売ったら、説明とまったく違う。 - 助川企画課長回答
室長が説明の中で、50億という表現をしましたが、注釈に固定資産税評価額ということでして、交渉に際しては、当然資産評価もして行かなければいけませんし、一定の目安として。 - 発言
それならば決まってない話をタウンミーティングに持ってくるのはどうなのでしょう。50億なんて決まってないですよね。タウンミーティングに出す話と違うと思います。100、100、50億と、あなたの話は違う。きちんと決めてから話をしてください。 - 泉谷理事回答
冒頭で、市長のほうから、この3案で進めたいと言いましたが、担当からご説明しましたが基本、比較の材料として具体的に例えば固定資産評価があるわけですから。具体的に三洋の50億が決まっている話かといえば、相手側も当然、鑑定もされますし。具体的にパナソニックさんも売却の方針を決められており整理しようという決定をされているわけですから、これから我々も、市民の皆さんのご意見をお聞きしまして、一から新しく建てるのか、守口市は財政難なのだから色々な方法もあるのではないかという意見を聞いて、市としては、市議会のご意見を聞きまして、これから取り組んでいこうという方向ですから、この3案が横一線に並んでいる状況で、皆さんはどう思われますかという率直なご意見をお聞きしたいと、タウンミーティングを実施させていただいております。 - 発言
話を聞きましたが、この3案を平等に比較するのは少し難しいのでは。金額だけを見れば50億で半分ですが、今の話ではまったく決まってない。であればこの3つを平等に比較するのは、ちょっとおかしいですよね。守口市も人口が減ってきて、歳を取った方もこれから減っていく。この三洋の50億をたとえ買ったとしても守口市は、市民会館や市庁舎の跡地もあるし、それをどう活用するかという事も、これから先の問題になりますので、未来と言いますか先を見据えて考えるべきでは。今、結論を出すことではないと思いますが、比較してどれが良いというのは難しいと思う。他にもっと大事な事があるんじゃないかと思います。
庁舎が古く地震にも弱いと思いますし、将来は建替えるべきかも知れません。しかし、守口市にそういう財産があるのならば、市民がより良く過ごせるか考えて欲しい。今、この3案の比較は誰が見ても50億が安いと考えますよ。果たして本当にそうなのか、競売をかけて70億や80億で欲しいとなればいったいどうなるのか。守口市は以前、大変値打ちのある土地を安く売ったとか聞きました。市庁舎や市民会館の土地は私たち市民の財産ですよね。それを売却して、他に高い土地を買う値打ちがあるかどうか。三洋本社ビルに入ったことはありませんが、市庁舎に適した建物かどうかもわかりませんし、改装費にもお金がかかるんじゃないかと思います。ですので、この3案を比較するということは、公平ではないと思います。 タウンミーティングは初めて参加しますが、要望したいのですが、市庁舎以外にも市政について、市長さんとお話出来たら大変嬉しい。市庁舎に私たちが行っても、なかなか話も出来ません。こういう事をする時は透明性と公平性と、やっぱり公にしていただくのが大事だと。あとあと何か問題が出てこないように皆でしっかり考えなければ。 - 市長回答
今後もなるべく多くの市民の皆さんの声を聞かせていただく機会を設けたいと思っています。先ほど3つの比較ということで、市民として庁舎はどうでも良い、今の現状で良いという市民の方もたくさんいらっしゃいます。また旧三洋本社ビルを購入して欲しいという11,000人を超える署名もありましたし、要望もあります。やはり3案の中で、どういった形で進めれば良いか、忌憚のないご意見を聞かせていただきたい。先ほどの質問の方がおっしゃられましたが、担当が説明しましたように三洋電機との調整には入っていますが、最終的な金額はまだ決まっていません。1月15日に三洋本社に行った際、その前には新聞報道もされていましたが、大々的に旧三洋本社ビルを守口市が購入すると載っていました。守口市の大事な土地を勝手に安く売っていると言われましたが、これは噂です。
実際は安く売った土地はありません。今の相場というのがございますので、鑑定評価も取り、きっちり売却しています。新聞に掲載されましたが、旧三洋本社ビルを守口市が買う買わないの話が載ったわけではなく、どこからかの情報が漏れて載ったという話です。 まだ今は、旧三洋本社ビルを買う買わないなどは決めていません。その中で、守口市の固定資産税の評価の中で、これなら旧三洋本社ビルを購入出来るといった評価額を出させていただきました。 - 発言
新庁舎の基本理念と基本方針という事で触れられましたが、昨年の9月に出たそうですが、三洋本社の話が来たのはもっと後という事で、若干、この理念と三洋本社の事、今の構造とかとは合わないんじゃないかと。基本方針の中に、防災拠点にふさわしい安全性と耐久性と機能を確保するとありますが、防災拠点と考えた時に、誰でも旧三洋電機の本社ビル、見ることが出来ますが、あれだけ垂直で縦長のところに、例えば電気も水道も通りにくいような大きな地震や津波が起こった場合、あそこを拠点としてどこまで対応出来るのかと疑問があります。それから、あらゆる人にやさしい庁舎という事で、例えばバリアフリーとありますが、三洋本社ビルを見ますと、まさに電気系統がストップするといった問題が起こった時に、阪神淡路大震災の時によくあったのですが、神戸の区役所のほうでも、10何階建てで一切エレベータが使えないというような事で、皆さんも上まで歩いて上がらなければって事もあったんですね。日常使うとしても、今、現在図面がないので何とも言えないと思いますが、三洋本社にはエレベータが何台あって、エスカレータがあるとか、また階段がどれくらいあって、どのようにして対応することが出来るのか。特に市役所本庁舎、あと関連施設を一定含むとありましたが、そこに訪れる人も結構多いと思うんです。時間帯によっては人も多くなると思いますが、そういうときにも対応できる動線調査とかこれから必要となってくると思います。
自分は、建築のことは素人ですが、素人目に見てもおそらく何らかの改修費用はかかると思います。ところが、今日の市の中には、先ほどの方も触れられておられましたが、こういう流れは少し恐ろしい気がします。タウンミーティングの中ではこの内容について、ほとんど知らない市民に対して説明する。3つの案の中で一つを選びなさいという感じの進行の仕方で、比較の仕方があまりにも荒っぽい。おそらく三洋の購入費自体も。今、お話にあったように公式のところで交渉が済んだ訳でもない、これから金額が変わってくるかもわかりませんし、同時に改修費用も図面を見たら、中に入ってみたら、あちこちが心配ですと色々膨らんでくる可能性もある。更に1と2の案の中では、現在の市役所本庁舎の取り壊しも入ってるわけですよね。その上に建てる。もしくは何らかの更地にしてやるとかもあると思うんです。ところが3番目の案の中には現本庁舎の取り壊しについては一切触れられていませんよね。今の本庁舎をずっと残しておくという構想ではないと思うんですが。その後の再開発も含めて色々と費用はかさむと思います。こういう辺りでも丁寧にきちっとした資料をそろえていく必要があるのでは。当然、今日決めることはないにしても、これから予想される資料はどんなものがあるのかと、担当部局から、きちっと資料提示をしていくべきだと思います。私たちも一市民として費用がかからない方がいい、積立金も必要とされる額の半分しか満たないと。足らないのなら、税金の面からも負担がかかるから大変かも知れませんが、しかしここであげている数字から倍になりました。となると困るわけです。ですから丁寧な資料の出し方を是非お願いしたい。 - 石井庁舎整備準備室参事回答
旧三洋本社ビルの図面につきましては、先だって三洋のほうから預かりまして、それを調査中という事なのですが、旧三洋本社ビルの建物の所有という事で、不動産物件で内容をまだ契約が成立していない段階で、図面を出しづらいものですので、調整が済み次第、資料を提示する方向で考えております。 - 発言
改修費用はゼロという事ですか。今の時点で。 - 石井庁舎整備準備室参事回答
改修費用につきましては、当然、事務所ビルなので、庁舎にするという事については庁舎としてのゾーニングとか動線がありますし、バリアフリー化などの問題もあります。そういう点では改修費用は若干かかってくると思います。 - 発言
守口に住んで、この街が安心して住めるような街になるというか、やはり子どもや孫が安心して住めるような街の中心の庁舎、防災の拠点になるというのは大事だと思っています。今、小中学校は耐震をしたとおっしゃいましたが、保育所の方は未だされていないが、順次されるべきだと思います。市の庁舎につきましては、これからずっと住んでいく人たちが、安心出来るような、ベストな庁舎になるようにもっと具体的な内容と、今、南海トラフとかの問題も言われていますよね。そういう事も含めて本当に、いざという時に頼りがいのある庁舎にするためには、どうすれば良いかは考えていくべき時だと思います。三洋本社ビル、あそこはすでに10何年か経っているかと思うんです。そうすると新しい建物ではないので、何か必要な改修が出てくるんじゃないかと。また、そこでお金もかかってくるのでは。私は今の庁舎を建替えて、あそこに本当に安心出来るような、そういう物を造っていただきたいと思っています。予算的な事や子どもたちが安心して暮らしていけるか。その中に折り込まれるべきだと思います。災害が起きた時に、逃げて行く場がないというか、倒壊する家がいっぱいあると思いますし、南側はほとんど倒壊すると言われていますし。そういう事をきちっとするべきでは。市の庁舎につきましては一番安心して任せられるような、そんなに簡単に、あそこが安いからと言ってじゃなく、きちっと図面も書いて、どこにどういう物が入って、防災拠点になるなら市の職員も配置されるわけですよね。そういうことも考えて、防災マップがありますけれども、南海トラフに対応出来るマップには、未だなっていないと思います。そういう事も考えて全市的にどうするか考えていただきたいというのが願いで、子供や孫が安心して住めるような、守口市を作ってほしいと思っています。 - 泉谷理事回答
安心して市民が住める防災の拠点としての庁舎という事で、現庁舎を建替えて整備すればというご意見だと思います。さらには庁舎だけではなく、市民の方が家屋が倒壊したり、被災した時に避難所に使っていただけるように、財政が厳しい中ではありますが小中学校の耐震化を最優先し実施させていただきました。ご指摘にもありました保育所については、耐震が出来ていないという事ですが、先の質問にもありましたように、子供が減少しているという状況で、今、国の方でも都市部ですが待機児童の解消という事で、市の方でも子ども子育て会議を開催いたしまして、今後、幼稚園や保育所をどのようにするのか今年の夏に一定結論を出すよう討論していただいておりますが、その中で平成26年度には寺方と南の保育所が、二中と四中との統合による旧守口高校の跡地に新設校が平成27年度に開校しますが、旧二中になります北東側に使っていない校舎を撤去し、今年度、保育所を建替える事業を行っております。予算の事もありますが、保育所につきましても一定の方向性を出す中で、当然、子どもの安全を守らなければいけない事は十分認識しております。 - 発言
防災マップについてはどうなんですか。 - 泉谷理事回答
基本的には南海トラフによる地域防災の見直しが守口市は進んでいないのではとの話ですが、大阪府の防災計画の見直しが非常に遅れているという事で、我々もその分については、大阪府の被害想定を元に、守口の防災計画の見直しを進めているということで、平成26年にかけて地域防災計画の見直しを行っていくところです。 - 発言
3点ほどお聞きします。市庁舎が今のままでいいとは思っていません。市庁舎の建替えや移転について検討すべきことであると思っています。私の意見として、今までご意見をお聞きいたしまして、この3案で良いのか、そもそも何故この3案に決まってしまったのかが疑問です。防災拠点というところが、非常にクローズアップされていまして、私も非常に大事なところだと思っています。その際に、一番気になるのは地盤の問題です。この守口という土地は、大方が非常に緩いところで昔は蓮池や畑であった、今の三洋本社の場所も田んぼではなかったのではないかと思うのですが、ある(市議会議員)方に聞きましたら、あそこは地震が起きたら液状化するでと言っていました。まず地盤の方の調査は出来ているのかということですね。ご存知だと思いますので、そこを知りたい。確かに利便性だとか官公庁が集まる場所に市庁舎を持ってくる事は悪いことではないが、はたしてこの三洋本社の場所が地盤的に安全かどうかを確実に知りたい。 それから、先ほども新聞記事のお話がでていましたが、私もその記事を拝見いたしました。昨年の10月24日の朝刊の1面に出ていた記事ですが、これを見ますと数年前にもパナソニックの本社ビルを守口に売却するという計画が浮上しました、条件面で折り合いが付かず立ち消えになったと書いてありました。この時も土地建物を併せて50億ぐらいの交渉となっていて、今回も50億前後で協議が進むとあるのですが、その当時から、数年前から考えると年月も経過し建物も当然古くなっています。だから同じ50億はおかしいと私は思いますが、この時にもしかして、守口市に売るとか言った約束があったんでしょうか。そこを少し聞きたいと思います。 非常に気になっているのは、私の住んでいるところは旧春日小学校の校区で、旧春日小と旧滝井小が統廃合され、さつき小学校になっています。子供たちは、旧滝井小学校で学習しています。旧春日小は取り壊しし、新しい学舎を作るわけですが、今、旧春日小の子供たちは、滝井小学校の校舎に行っていますが、その滝井小の校舎は最も耐震が出来てなくて、市役所よりもかなり古い校舎にいます。昭和11年です。昭和9年の室戸台風時に全壊したあとに出来た建物で、耐震診断さえできていません。このことを教育委員会の担当の方にお聞きしましたが、どうしてできないのですか、もし何かあればどうするのですかと聞きましたが、昨年の担当も今年の担当も申し訳ございませんの一点張りです。申し訳ないとしか言ってもらえない。耐震化も耐震診断もする予定がないと言われました。私はこれを納得できません。自分の子供や孫がこの学校にいくとしたら、どういう気持ちなんでしょうか、私はそれがとっても心配で気になっております。私のいる町会は、小学校入学はゼロでした。そのくらい少子化が進んでいる町会で、わずか398人の学校だそうですが、この児童の命がどうなるのか、とっても気になっております。
以上のことについて市長さんはどうお考えでしょうか。 - 市長回答
春日小の児童は滝井小で学んでいますが、統合校として平成28年4月、春日小跡地に開校予定となっています。今から仮に耐震工事をするとなれば、開校と同時期に完了ということになります。当初は統廃合の学校については耐震工事をしないという方向で守口市も進めていました。しかし、滝井小・春日小・第三中につきましては、小中一貫校の校舎棟を平成28年に建てて、そこに移りそれ以降第三中の校舎を取り壊す計画をしています。今からさつき小学校に耐震化工事をするとなれば、工事完了と開校が同時期になることから、耐震化は行わないことに決めさせていただきました。 - 田中庁舎整備準備室長回答
防災拠点にふさわしい地盤の調査ですが、今、現在、三洋さんから色々調査資料をいただいているところですが、これから早急に地盤調査についても調べさせていただきます。 - 市長回答
過去に三洋本社ビルの購入を守口市が交渉をしていたと新聞報道されていたということですが、私はそのような事実は知りませんし、その当時が50億で、今も50億という事も初めて聞きました。
庁舎の事はいつかしなければならないので、庁舎建設基金も過去から積み立てていた事は事実です。しかしいくらで買うなどの交渉の有無は職員も含め、私も一切知らない事です。 - 発言
市庁舎の話になっていますが、これから先の見通しも併せて、より多くの守口市民が発言できる場を多くもっていただきたいと思います。皆さんのご意見の中にも、先を見越して子どもたちが安心して住み続けられる守口市にするために、若い人たちが増える街にしないと。税金の面でも違うと思う。たくさん若い人が住み続けられれば税金も集まるのでは。そして子ども達、大人、高齢者が憩える本当に安心した街づくりを目先ではなく、広い展望も持ったやり方を是非していただきたい。保育所の問題も出ましたが、若い人が守口市に帰って来れるようになっているのか。そういう面では、新聞にも載っていましたが、医療費制度も府下では最下位と掲載されていました。そういう面でも子ども達を活き活きと出来る街になるように考えていただきたいと思います。市庁舎の問題ですが、皆さんが言っていただきました。この3案で進めるのでしたら、その経過も何らかの形で知らせていただきたいですし、またタウンミーティングでの報告もお願いしたいと思います。 - 市長回答
タウンミーティングで色々なご意見を聞かせていただきましたが、これからも私のほうから出向いてご意見をお聞かせ願いたいと感じております。市民の皆さんが守口に住んでいて良かったなと、思われるような街づくりをしたいと考えております。そのためには、一気にすべて出来る訳ではありませんので、しっかり優先順位を考えてやってまいりたいと思っております。 - 発言
3案が並列に並べられているのがいいのかと私も疑問に思います。地盤の問題も出てきましたが、話は逸れますが、二中の跡地に保育所を建てる話があり、使用していない校舎を使って建替える話が出ましたが、近所に住んでいる市民の方々からも、粗悪なコンクリートで建てているから使い物にならないという話があるのに長い間それに固執されていて、結局コンクリートをコア抜き検査というんですか、結果ダメだったと聞いています。それならば、地盤が液状化するといった話は決して大袈裟ではない感じがしますので、そこはきっちり調べて欲しい。オフィスに使われていたっていう事は、全館一斉にかかるエアコンだったら、市職員が減っているということですが、現在の庁舎より6,000平方メートルも広くなるので使わないフロアがあればその電気代等が無駄使いになるかと思います。何より防災の拠点にする時に、今は何もかもパソコンですので、水に浸かることがないように考え、5階以上の高いところに情報システムを置いているような話も聞くのですが、そういった事も可能かどうか。市役所は市民の対応をするのに窓口が多いと思うが、普通のオフィスビルなら、そのまま絶対、市役所には使えないと思うので改修費用が多くかかるのではないのか。そういった事も資料に入れないと公平ではないと思います。過去にも市民会館の改修に4億の予算で始まったのが最終的には20億かかったということもありましたので、業者の言いなりになるようなことになるという怖さもありますし、そのあたりもきっちりしていただきたいと思います。建築の専門家ではないので出来ないかも知れませんが、阪急百貨店が営業しながら一部ずつ改装したように、今の駐車場は市庁舎を建てるために購入した土地だと思うので、そこにまず建てて移れる所は移って、次々と移っていくというようにすれば、仮設庁舎も建てなくて済むし、移転費用も安くなるのではないかと思うし。確かな建て方で安く上げる事も考えながらやっていくこともすべきでないかと思います。大きいものだし、市民の財産ですので、三洋のほうに行く事ばかり言ってるが、それでは今の市庁舎の跡地や市民会館の跡地をどう使うのかという計画もなしに、次々、買っていくというのは無駄使いだと思います。大切な市民の税金ですので大事に使い方を考えていただきたいと思います。 - 発言
現在地の建替え、市民会館跡地の建替え、三洋本社ビルの活用の3案がありますが、問題になっているのは元三洋本社ビルの耐震構造がわからない。約50億円の購入費用と改修費用を見込んでいると。それもはっきりと、どれぐらいなのか、それと予約・仮契約をしたのか。市役所として使用する場合に建物を改修する費用はどれくらいなのか。正確な数字が未だ判らないという事で、皆さんは疑問を持っておられました。現状の市役所は誰が見ても耐震構造上、もし東南海地震が起きた場合、市の機能を果たすような建物ではない。
だからどうするのか、お金がない、広い土地もない。市の機能をつかさどる消防署や警察署や官公庁が集積した場所でないと不適当であるという条件があると。市の市庁舎の機能としての大きさですが、敷地面積という点におきまして、建物なら最低これくらいの面積が要る、敷地におきましては、これくらいの最低面積は要ると参考資料には書いてありますが、これ以外にも市役所機能を果たすためには、公開空地も必要であります。市民、来庁者など色々な人が出入りされます。その方々の利便性も考えて交通機関その他も必要です。駐車場、駐輪場、その他それに付随する市民の方が利用する福祉施設なども必要です。そういうことを考えますと旧三洋電機本社ビルは三方に広々と公開空地があり、また隣接地の土居小学校跡地を市役所の公開空地として最大限利用出来る。敷地が広いので建て増しも可能であります。また、現庁舎は狭いので、各部署が市に点在し、維持管理費も多くかかり人員のロスもある。三洋本社ビル一箇所に集約し、人員の適正配置並びに維持管理コストなど固定費の軽減を目的に入れていただきたいと思います。且つ、三洋電機本社ビルの建物が、もし何か不都合があり、何十年先かわかりませんが、新庁舎建替え用地として現在の土居小学校跡地を代用地として公開空地のまま残すよう提案します。金額的なことにつきましては、市の説明によりますと、固定資産税評価額や市場価格を参考として、だいたいどれぐらいかとは言ってますが、公共事業のその他役所の見積もり、財産を小さく産んで大きく育てると、一旦決まってしまえば最初の50億が新築建てた時のように100億を超してしまったと、そういう事のないような正確な調査、見積もり、その説得力ですよね。きっちりとした内容を見せていただきたい。私の意見ではありますが、大半の市民の皆さんは、また市役所で働いている方も地震が来たら大変だと思っていると思います。現在地の建替え、市民会館跡地の建替え、また三洋本社ビルの購入にしましても、現時点での市の財政状況、その他もろもろの全ての条件を加味したら三洋本社ビルを改修し市庁舎として使用する事に関しては、私としては大賛成です。 - 泉谷理事回答
地盤の液状化の話ですが、庁舎整備担当の方から調査をさせていただくという事で、具体的な動きと言いますか、エアコンの話ですが、今私どもが使わせていただいています現庁舎のエアコンですが、全庁すべてフロアごとに点けたり消したり出来てはいません。そのあたりについては、具体に三洋さんに既存の施設について、どのよう設定されているのか。当然、私どもも調査を進めていかなければなりません。
パソコンのサーバーにつきましては、従前は文禄堤の場所に電計センターがあり、そこで管理をしていました。現在は大宮通の市民保健センターの1階にコンピュータのホスト機械を置いてケーブルで各施設に繋いでいます。データの保管については民間の機械を使用していますが、懸念されていますパソコン等の震災の対応ついては若干問題があるかと思います。ご指摘の部分については新築するにしろ、既存施設の活用にしてもコンピュータ施設については、ある一定の階層が必要かと思います。また、市役所は窓口業務が多いのではないかという事ですが、私どもが考えています必要面積の23,000平方メートルで、当然市民の方が市役所に来ていただきますが、旧三洋本社ビルの1階はショールームになっていますので、広さは400人規模の社員を集めて話が出来るそうですが、具体的には間仕切りですね、市民の方にどのように対応出来るのか詳細に具体を詰めていかなければならないと思います。パーテーションの部分につきましても、現段階では計算も出来ませんので、新築での規格、また既存施設での規格などをこれから詰めて行くところです。過去の市民会館の改修につきまして、元々は安い見積もりで実際は20億近くかかったと。17億だったのですが、正面玄関の改修でしたので中のホールや耐震化工事は出来ていませんでした。8月の大雨の時に浸水をしまして安全が確保出来ないという事で、一時休館をし、改修しましたが、本庁と同様耐震に問題があるとの事で廃館となったところです。
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