守口市タウンミーティング 第16回市長ふれあいタウンミーティング会議録

ページID: 8780
  • 開催日時
    平成26年6月6日(金曜日)19時~19時40分
  • 会場
    庭窪公民館分室2階多目的ホール
  • テーマ
    市庁舎のあり方について
     参加者:32名、発言者:5名
  • 出席者
    • 西端市長
    • 南野企画財政部長
    • 助川企画課長
    • 石井庁舎整備準備室参事
    • 村居庁舎整備準備室主任

市長説明(要旨)

あいさつ

 皆さんあらためまして、こんばんは。ただ今、ご紹介いただきました、市長の西端でございます。本日は雨の中、出にくい時間にも関わりませず、多くの皆さんが市長ふれあいタウンミーティングにご参加をいただきまして、本当にありがとうございます。先ほど司会のほうから説明がありましたが、今回は、私が市民の皆さんに市庁舎のあり方について、ご意見をお聞かせ願いたいと市長発意型のタウンミーティングを開催させていただいております。タウンミーティングにはこの市長発意型と、市民の皆さんが今の行政の内容を我々にに聞きたいと、市民の皆さんからいろいろなテーマをいただいてご説明させていただく市民発意型の2つのタウンミーティングがございます。本日は、市長発意型ということで、今回は、庁舎のあり方についてということで、守口市には10館1分室の公民館があり、全ての公民館を順に回らせていただいております。この公民館が9ヶ所目です。庁舎のことにつきましては、市民の皆さんもご意見があり興味もあるとのことで、多くの市民皆さんにご参加いただき、ご意見もお伺いしております。

 現在、旧三洋本社ビルの活用、現庁舎での建替え、平成26年3月に廃止させていただいた市民会館の跡地での建設の3案がございます。最終的に、この3案の中から一案に絞りまして、結果を市民の皆さんにご報告させていただきます。その前に市民の皆さんからご意見を聞かせていただきたく為、市内の公民館にてこのタウンミーティングを開催させていただいております。市民の方の中には、行政に精通されておられます町会の役員や、各種団体の方は、市庁舎の現状をよくご存知である方からは、市庁舎は年数が経過しているのでどうにかしないと、早く建替えないといけないとお声をお聞きしますが、あまり庁舎に立ち寄ることの少ない方には、庁舎のことは後にして、福祉などを充実して欲しいといった声もあると思いますので、このタウンミーティングを企画させていただきましたので、皆さんの忌憚のないご意見をお聞かせ願いたいと思います。資料の説明につきましては、担当より説明させていただきます。短い時間ではありますが、皆さんのご意見をお聞かせ願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

村居庁舎整備準備室主任 資料説明

 現在の庁舎において、もっとも古い棟は60年が経過しています。天井が破損していたり、壁の表面が剥がれたり、雨漏りがあるなどの現状です。大規模な補修工事は行わず、その都度最低限の補修を行っている状況です。狭隘な執務スペース、教育委員会につきましては国道1号線を挟み別の棟に配置されているなど、庁舎が分散されている状況になっており、来庁者の方々に不便をお掛けしています。

 昨年9月に、庁舎検討プロジェクトチームを設置し、庁舎の整備に関する調査や検討を行い、市民の安全と安心を守る防災拠点にふさわしく、人と環境にやさしい、市民に開かれ親しまれる庁舎という基本理念のもと、安全・安心を支える拠点としての庁舎、市民サービスと事務効率の向上が図れる庁舎、あらゆる人にやさしい庁舎、住民自治の拠点となり親しまれる庁舎、環境にやさしく周辺環境と調和した庁舎と、5つの基本方針を定めまして、それぞれにおいての現状と方針を発表させていただいています。
 新庁舎の位置ということで、地方自治法という法律を踏まえまして、庁舎の位置につきましては、利用する市民の皆様の利便性の観点からも、守口市のほぼ中央に位置し公共交通機関が利用しやすく、自動車の利用も便利で、且つ守口警察や郵便局など他の官公署とも一群をなした、地下鉄守口駅周辺が最適といった結論に至っています。

 新庁舎の整備方針の検討ですが、現在地の建替え、市遊休地での建替えということで市民会館跡地での建替え、あるいは既存施設の活用ということで旧三洋本社ビルの活用と、この3手法につきまして比較検討をしています。具体的な内容につきましては、守口市の市役所の庁舎に必要な面積ですが、他市の事例や国の基準を参考にしますと、駐車場なども含めまして概ね23,000平方メートルが必要となります。そのことを前提に3案の比較検討を行っています。敷地条件の比較ですが、現在地での建替えにつきましては、敷地面積6,493平方メートル、許容延床面積が25,972平方メートルですので23,000平方メートルをクリアしています。次に市民会館跡地での建替えにつきましては、敷地面積が3,563平方メートル、許容延床面積が14,255平方メートルですので23,000平方メートルには満たないため集約できずに分散型の庁舎になります。旧三洋本社ビルの活用につきましては、敷地面積8,703平方メートル、許容延床面積が29,711平方メートルですので若干の余裕があるという状況です。

 次に本体建設工事費ですが、現在地での建替えにつきましては約87億円、市民会館跡地での建替えにつきましては、分散型になりますので若干高めの103億6,000万円となっています。

 次に解体工事費ですが、現在地での建替えにつきましては4億3,000万円、市民会館跡地での建替えにつきましては3億7,000万円となっています。 続きまして移転費ですが現在地での建替えにつきましては、一時的に仮庁舎に移る必要があることから2回分の移転費になり7,000万円。市民会館跡地での建替えにつきましては4,000万円。旧三洋本社ビルの活用につきましても4,000万円ということになっています。
 仮設庁舎費につきましては、現在地での建替えのみ必要になってくることから14億7,000万円を計上しています。続きまして、旧三洋本社ビルの購入ですが、固定資産税評価額を参考値としまして、土地購入費を含めまして約50億円を計上しています。
 従いまして総整備費用としましては、現在地での建替えにつきましては106億7,000万円、市民会館跡地での建替えにつきましては107億7,000万円、旧三洋本社ビルの活用につきましては50億4,000万円で庁舎としての改修工事費がプラスアルファされてきます。改修費用につきましては、当該ビルがもともとオフィスビルであるため安価で済むかと考えています。

 次に環境負荷の軽減につきましては、新築の建替えの場合は当然対応可能です。三洋本社ビルでは太陽光発電などの省エネルギー手法が採用済です。
 耐震性につきましては、新築の建替えの場合は確保出来ます。旧三洋本社ビルにつきましては、新耐震基準で建築されている通常のオフィスビルに比べ、高い耐震構造になっているようですが、詳細につきましては現在調査中です。

 最後に整備期間ですが、建替えの場合は建設準備から移転まで通常約7年ほどかかります。旧三洋本社ビルにつきましては、改修後、速やかな移転が可能になるかと考えています。
 現在、庁舎整備準備室では、この3手法につきまして、より具体的に、また詳細に調査及び比較検討を行っているところです。

意見交換(要旨)

  • 発言1
     表を比較して、三洋本社ビルが一番良いと思いますし、何か月か前に新聞発表された記事を読んだ記憶があります。これで素直に決まらないのは、どこからか反対があるんですか。
  • 市長回答
     昨年の10月頃に、四大紙すべてに旧三洋本社ビルを守口市が購入するとの報道がされました。しかしあの時点では、我々が報道提供したものではありませんし、何処からの情報かもわからないのが現状でございます。毎年1月に三洋本社に新年のご挨拶に伺っておりますが、今年も同様にお伺いさせていただいた時に、今後、このようなお話を進めさせていただきたいということで、交渉はさせていただいております。どこが反対ということではなく、最終的に、3案から一案に絞りまして議会の方に提案させていただきます。現段階におきましては、反対も賛成もないということでございます。市民の皆さんのご意見をお聞きし結論を出してまいりますので、よろしくお願いいたします。
  • 発言2
     これはもう決まっているんですか、建替えというのは。さっきの話を聞かせていただいておりますが考えてるような回答であったと思いますが。
  • 市長回答
     現庁舎を建替えるのか、市民会館の跡地か、旧三洋本社ビルの3案ですね。
  • 発言2
     それはわかっていますが、それを絶対に出来るってことですか。どれかになるってことなんですか。
  • 市長回答
     どれかの案に絞りたいと思っています。
  • 発言2
     市役所に行くんですが、守口の市役所、悲しいですわ。あまりにも倉庫みたいなところで、家でも玄関は綺麗にとよく親に言われましたが、顔ですよね。守口の。だから前からこんなの遅いと思うぐらいですわ。賛成ですから絶対やって下さい。綺麗に。
  • 市長回答
     市民の皆さんのご意見を伺い、早急に結論を出していきたいと思っております。
  • 発言3
     守口市として、財政的にはどんなものですか。いけるのかどうか聞きたいです。
  • 南野部長回答
     財政的にいつと比べるかですが、平成19年が一番底で、一般会計で約40億の赤字を抱えておりました。その後、歳出を抑えるなど色々方策を行い平成21年からは黒字になっております。平成25年度の決算も黒字を見込んでおります。その間、平成19年前後は、一切の建設工事などが出来ませんでした。学校の耐震率も全国でワーストワンという新聞報道されました。まず先に体育館の工事、その次に校舎の耐震工事を実施させていただいております。統廃合以外の2棟を残していますが、ほぼ小中学校の耐震工事が終わるところです。そこで、庁舎問題になる訳ですが、庁舎整備基金というものがありまして、一般でいいますと、定期預金と考えていただけたら結構ですが。ただ、あまり貯まっていないのが現状で、もう少し貯めてからという話もあります。庁舎整備基金は昭和59年から貯めまして、一時18億まで貯めました。庁舎を建てるための積み立てを行っていましたが、平成19年の財政危機に際して、その基金から借り入れしました。今は、9億まで返しました。例えば、旧三洋本社ビルですと50億かかるとしたときに、75%は借金ができます。市で何かを建てたり、道路を直す、下水を通すなど大きな工事のときには起債といいまして、一部借金をして行います。今、住んでいる人だけの税金ではなく、将来的にも使いますので借金をし、皆さんのその時、その時の税金で分けましょうという考えです。
     建設事業はどの市町村でもそういう形で行っています。75%の借金ができますので、25%で約12億ほどの自己資金がないと出来ません。その内、基金が9億ありますので残り3億ほどですが財政調整基金が約7億ありますので、例えば50億ですといけます。次に100億ですと、建替えですので3年から4年後にお金が必要になりますので、数年間、庁舎整備基金へ積み立てをしていくということとなりますので、18億の借入れ分を元に戻してからというようになります。守口市の財政はまだまだ豊かでないのは事実です。
  • 発言4
     よくわからないんですが、三洋の金額は具体的に交渉まで入っておられるんですか。
  • 市長回答
     旧三洋本社ビルの50億ですが、これは固定資産税の評価で、これくらいで交渉を進められたらと思っていますので、きっちりこの場所で市民の皆さんの前でお話できる金額ではありません。しかし、守口市としては庁舎に、旧三洋本社ビルを購入させていただけたらとの話はしていますが、まだ途中です。
  • 発言4
     3案あるとおっしゃいましたね。三洋の本社、それから現庁舎のところに建替える、それから市民会館の跡地、ちょっと、今おっしゃったと思いますが。その3案を詳しく検討されているんですか。
  • 市長回答
     3案につきましては、いろいろと検討しています。その中で、結果的にどこにするかというのを決めさせていただきまして、そして議会の方に案件を出させていただきまして、賛成か反対の決を取っていただくということでございます。
  • 発言4
     ここは一番離れ島みたいなとこですし、金田校区は守口の一番端ですので、こっちに庁舎を持ってきてくれたら嬉しいですけど、それは無理ですね。守口市全体のことを考えたら、交通の便よい、やっぱりいい所ですね。守口市の将来のことを考えて行っていただけたら。
  • 発言5
     もしも、三洋の本社を買われて、今の市役所の見取り図みたいに不便になるようなことはないのですか。うまく出来るのですか。
  • 市長回答
     旧三洋本社ビルの場合という質問ですが、面積的には十分クリアできると思います。また、旧三洋本社ビルは事務所機能ですので、十分クリアできると考えております。

この記事に関するお問い合わせ先

守口市役所企画財政部魅力創造発信課
〒570-8666 大阪府守口市京阪本通2-5-5
守口市役所4階北エリア
電話番号
06-6992-1353
06-6992-1356
このページへのメールによるお問い合わせはこちらから